『図説 ヴィクトリア女王の生涯』※2024年7月5日更新・追記
図説 ヴィクトリア女王の生涯 王宮儀式から愛の行方まで 19世紀の63年間にわたり、繁栄するイギリス帝国に君臨したヴィクトリア女王。彼女自身の残した日記や手紙、同時代の図版を手がかりに、絢爛たる王宮儀式と、日常の素顔を探る。 紀伊國屋書店で購入 / 楽天ブックスで購入 / amazonで購入 2018年9月末に発売された著書です。 1819年に誕生、1837年に即位し、1901年に世を去ったイギリス、ヴィクトリア女王の生涯と生活を追った本です。彼女の公的生活=儀式や公務と、私的生活=幼年期の教育、衣食住、周囲の人との関係、好きなもの嫌いなものなど、の両面から追っていきます。 目次です。 公式な肖像画や写真といった、よく知られたおなじみの資料のほか、同時代の雑誌・新聞、そして存命中からさまざまな種類が出ていた低年齢読者向け伝記の挿絵など、さまざまなタイプの図像を集めて紹介しています。テキストは日記や手紙などの公刊された資料を中心に読み解いていきました。 並ぶ者なき歴史上の有名人だけに、すばらしい先行研究・類書が数多くあります。しかし図像に関しては、比較的珍しいものもたくさん掲載することができたのではないかと思っています。 当時の人たちが彼女をどのように見ていたか、また彼女が自分をどう思い、どのように表現したかったのか、それぞれの像を結ぶ一助となれば幸いです。 ※2024年7月5日追記 本書は刊行から5年経過して役割を終えたと判断され、2023年の秋ごろに「品切れ・重版未定」、出版社在庫なし、いわゆる絶版となりました。お店によってはまだ在庫があり、2024年夏現在では正規の新品を割引で売っているところもあります。おそらくそれが尽きたら手に入りにくくなるのではないかと思います。残念ですが仕方ありません。 絶版に際して本書への思いを「しずかなインターネット」というサービスに「ヴィクトリア女王とわたし」というタイトルで書きました。気になる方は検索してみてください。 今なお独自性の高い内容だと考えていますので、形を変えて出し直してもよいという出版社があれば ご連絡ください 。よろしくお願いいたします。