2022年10月の英国旅行

Ickworth House

 所用があって、10月後半に10日ほど英国に行ってきた。前半は同行者あり。後半はひとり旅で、ケンブリッジに2泊、ロンドンに4泊。ケンブリッジを選んだのは、いま進行中の仕事にちょっとだけ関係あるということと、Ickworth Houseという長年行ってみたかったナショナルトラストのカントリーハウスに近かったから。この館についてはtwitterでつらつらと写真を掲載していたのをいずれブログに格納するつもり。


ケンブリッジの街並み

 ケンブリッジは古くてきれいで、ひとりでも過ごしやすい町だった。


16世紀のパブを改造した民俗博物館Museum of Cambridge

フィッツウィリアム美術館

 博物館、美術館、企画展も充実していて、コレッジの建物も見ごたえがある。2泊だけで1日は郊外にも行ってしまって全然回り切れていないので、機会があればまた泊まりに行きたい。


なつかしのナショナルシアター

 しかしまさかのパンデミック国境閉鎖を経て、まる3年ぶりの英国旅行。2019年と現在は、まるで変っていなかったような、だいぶ変わったような、3年の時間が凍結されてたような。……というかこの3年、私、何してたんだっけ……?(行きたいのに行けない感情をぶつけるように、プディング作ったりパンを焼いたり、英国歴史料理の本を翻訳したり監修したりしていたよ!)


 現地ではクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス)がすっかり普及していた。地下鉄やバスは7~8年前から使えるようになっていたようだけど、それ以外でも、クレジットカードの使える場面はほぼコンタクトレス対応。ケンブリッジ駅前のスーパーで1か所だけ「いまコンタクトレス使えません」の手書きの貼り紙が出てたところがあったけれど、逆にそうやって断りが必要なくらい必須になっているということだろう。

 

 バスや地下鉄といえば、以前に比べて、来る予定の便が直前キャンセルされる場面が多くなったように感じた。感染拡大時期に減便・間引き運転のニュースをよく見かけたので、ひょっとしたらそれがまだあとをひいているのかもしれない(大規模なストライキもあったよう)。今回の旅で、郊外の施設を見に行ったら、帰りのバス停がなくなっていて、遠くの鉄道駅までかなり歩くはめになったこともあれば、マップや乗り換えアプリで事前に調べて出かけて行ったのに、当日朝にバスの運休で目的地にたどり着けなくなったこともあった。


ロンドンの団地の壁を駆け上っていたリス

 今回行けなかったところは、また今度。計画を練り直して、できれば春か夏にまた行きたいな、もっと地方もまわりたい、離島とか……と、帰り着くなりさっそく次の旅行の妄想を始めている。


このブログの人気の投稿

『図説 英国執事』新装版発売中

テレビアニメ『黒執事 寄宿学校編』の時代考証を担当しています

スティルルームの話